2012年03月07日

防音(マンションの場合)の話 3


今回は床、天井の話

床に関しては、前回書いたようにコンクリートの上に「フェルト+カーペット」というパターンがある。
新しいマンションにはまず無いパターンだが、ちょっと古めのマンションになると結構多くて
中古マンションを購入した人は、まず床をカーペットからフローリングへとリフォームする人が多い。
リフォームの際、コンクリート直にフローリングを貼る事は技術的に可能なのだが、
そうするとカーペットの時と比べて4倍音が階下に響くと言われている。
さすがにこれはトラブルの元となるので、マンションの管理団体で
「フローリング工事に関する規約」を設けている場合がほとんど。
遮音性能を持ったフローリングを使用する。もしくは、
「遮音材を併用し、同程度の遮音を達成する事」を義務づけられる。

新しいマンションだと、二重床が標準となっている(と思う)。
二重床に関してはこちらのエントリーを参考に。
ただし、二重床が採用され始めた頃の物件は、ここに断熱材が詰め込まれておらず、
GL工法の壁同様に太鼓現象を引き起こしてしまうので、注意が必要。

前述の「フェルト+カーペット」の床から二重床へとリフォームする事は可能なのだが、
二重床にすると床面の高さが上がり、扉等の建具を調整、交換する必要がでてくる。
結果、かなり大掛かりなリフォーム工事となってしまう。
ただし、本格的な防音を・・・と言う事であれば、二重床の採用は必須条件。
ちなみにコンクリート直に貼る遮音フローリングは、あくまで生活ノイズレベルの遮音が目的なので
本格的な防音とは別物。

天井に関しては二重天井(?)になっている事が新古問わず多いと思われる。
二重になっていれば、そこを配線、配管スペースとして使えるので、建設側のメリットも多い。
このスペースに断熱材を仕込めば、上階の音を幾分軽減できるし、こちらからの騒音も軽減されるハズ。
ただ、天井が2重になっていると、その分天井が低くなっている訳で、
リフォーム時に取っ払ってしまい、天井高をあげつつ、コンクリートや配管をあえて露出し、
その風合いを楽しむ人も少なくはない。

床、天井はこんな感じ。

最近はエコ住宅なんて言葉もあるので、断熱材は積極的に使用されている事が多いと思う。
窓に関しても2重サッシ、あるいはガラスが2重になっている物が採用されている例は多い。
断熱は遮音にもつながる事が多いので、新しいマンション程、遮音性が高いと考えて間違いないかと。

posted by h_asanaka at 00:36| Comment(0) | column-防音
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