そのうち書く書くと言っておきながら、全然書いていなかった電源ケーブルについて。
このblogでも何度か電気の件には度々触れていますが、
私個人が電気周りに手を加えるのは、「機材にクリーンな電気を安定して供給する」のが目的です。
「電源ケーブルで音が変わる」とうたい、ウン万、ウン十万円するケーブルが紹介されていたりしますが、
自分は(今の所)そういうのは目的としていません。
決して、「音が変わる」というのを否定している訳ではなく、
電源ケーブルを使って音を変える必要性を感じていないという事です。
「電源ケーブルをどのように見るか」の違いでしょうか。
例えば、電源ケーブルを音作りの行程で、積極的に使ってみる。
ギターアンプであったり、エフェクターであったり、マイクプリであったり・・・
そういう所に様々なケーブルを試してみて、音を作り込むのは当然アリ。
そこは個人の好みの問題ですし、プレイヤー、エンジニアの拘りの部分でしょう。
しかしながら、自分はそういう機器を自宅では使っていないので、そういう音作りの行程が無い訳でして、
自分の作業場においては、ナチュラルで正直な出音の確保がとにかく重要になります。
不必要に「音が変わる」のは困るわけです。
なので、ある程度のグレードアップが出来ていれば良いかな?という程度で、製品付属のケーブルを自作品に交換しています。

こんなかんじ。
ケーブル BELDEN 19364
ACプラグ MARINCO 5266BL
IECコネクタ K+B GST3G or SCHURTER 4781
これらに、熱収縮チューブとカラーメッシュをかぶせてできあがりです。
(電源ケーブルの作り方は、ググればいくらでも出てきますのでそちらを参考に。)
どれもネットショップやヤフオクで手に入るパーツですが、電気街のオーディオショップだと、
高価な製品しか扱っていなかったりするので、意外と手に入りにくいかもしれません。
まぁ、値段だけの問題では無く、PSE法の問題で一時取り扱いできなくなった、という背景もあるのですが。
上記のパーツは、数ある自作パーツの中で、どれも最安ぐらいの価格の部品です。
しかし、「クセの無い出音」を求めるにはこれで必要十分。
自作電源ケーブルのスタンダードといえるパーツばかりです。
この自作ケーブルをパワードモニターやオーディオインターフェイスに使用しています。
あとは、市販の電源タップのプラグ部分を

パナソニック WF5018に交換してみたりなんかもしています。
これも定番ですね。
電気自体は機材専用回線を用意し、そこから供給していますが、
壁コンセントとタップ(ディストリビューター)の間にアイソレーショントランスをかましています。
実際、電気周りで言ったら、このアイソレーショントランスが一番効果があるのでは無いかと。
少なくともウチでは、これが一番変化がありました。
逆に電源ケーブルは、よくわからないヨ。。。