2012年10月18日

電源ケーブル


そのうち書く書くと言っておきながら、全然書いていなかった電源ケーブルについて。

このblogでも何度か電気の件には度々触れていますが、
私個人が電気周りに手を加えるのは、「機材にクリーンな電気を安定して供給する」のが目的です。

「電源ケーブルで音が変わる」とうたい、ウン万、ウン十万円するケーブルが紹介されていたりしますが、
自分は(今の所)そういうのは目的としていません。
決して、「音が変わる」というのを否定している訳ではなく、
電源ケーブルを使って音を変える必要性を感じていないという事です。
「電源ケーブルをどのように見るか」の違いでしょうか。

例えば、電源ケーブルを音作りの行程で、積極的に使ってみる。
ギターアンプであったり、エフェクターであったり、マイクプリであったり・・・
そういう所に様々なケーブルを試してみて、音を作り込むのは当然アリ。
そこは個人の好みの問題ですし、プレイヤー、エンジニアの拘りの部分でしょう。
しかしながら、自分はそういう機器を自宅では使っていないので、そういう音作りの行程が無い訳でして、
自分の作業場においては、ナチュラルで正直な出音の確保がとにかく重要になります。
不必要に「音が変わる」のは困るわけです。
なので、ある程度のグレードアップが出来ていれば良いかな?という程度で、製品付属のケーブルを自作品に交換しています。

p-cable.jpg
こんなかんじ。

ケーブル BELDEN 19364
ACプラグ MARINCO 5266BL
IECコネクタ K+B GST3G or SCHURTER 4781

これらに、熱収縮チューブとカラーメッシュをかぶせてできあがりです。
(電源ケーブルの作り方は、ググればいくらでも出てきますのでそちらを参考に。)
どれもネットショップやヤフオクで手に入るパーツですが、電気街のオーディオショップだと、
高価な製品しか扱っていなかったりするので、意外と手に入りにくいかもしれません。
まぁ、値段だけの問題では無く、PSE法の問題で一時取り扱いできなくなった、という背景もあるのですが。

上記のパーツは、数ある自作パーツの中で、どれも最安ぐらいの価格の部品です。
しかし、「クセの無い出音」を求めるにはこれで必要十分。
自作電源ケーブルのスタンダードといえるパーツばかりです。
この自作ケーブルをパワードモニターやオーディオインターフェイスに使用しています。

あとは、市販の電源タップのプラグ部分を
wf5018.jpg
パナソニック WF5018に交換してみたりなんかもしています。
これも定番ですね。


電気自体は機材専用回線を用意し、そこから供給していますが、
壁コンセントとタップ(ディストリビューター)の間にアイソレーショントランスをかましています。
実際、電気周りで言ったら、このアイソレーショントランスが一番効果があるのでは無いかと。
少なくともウチでは、これが一番変化がありました。
逆に電源ケーブルは、よくわからないヨ。。。

posted by h_asanaka at 22:43| Comment(0) | DAW

2012年09月26日

Independence Pro3.1 続きの続き

ようやく全部DL完了。
DLは朝から夕方にかけての時間帯が比較的軽かったような気がします。

問題なくアクティベートもできました。
なんか人によっては、ライブラリのシリアルが発行されていないとかもあるみたいで、
まだまだ不完全な感じですね。

実際に立ち上げてみると、音色の読み込みが速くなった気がする。
違いって言われてもそれぐらいしか解んない。

ま、ともかくこれでIndependenceも動くようになったので一安心です。

posted by h_asanaka at 22:24| Comment(0) | DAW

2012年09月23日

Independence Pro3.1 続き


前回のエントリーからライブラリをダウンロードしていますが、まだ半分にも達していません。orz
今月中に終わるのか?これ。

Independence Pro3.1で2.5のライブラリを読み込ませる事は、Winでなら可能なようです。
ただ、このアップグレードの目玉って

64-Bit version for Mac

これでしょ?
Winの人はアップグレードしても、あんまり恩恵ないんじゃないかな。
と思ってしまう。

posted by h_asanaka at 23:57| Comment(0) | DAW

2012年09月22日

Independence Pro 3.1

ip2.jpg

YellowTools社がMAGIXに買収されてからここまで、あまり動きがありませんでしたが、
先日、旧YellowTools社のWeb Siteが更新され、Independence Pro 3.1がリリースされています。
買収騒ぎ以降、Independence Proが今後どうなるのか?アクティベートの環境はこれからも保たれるのか?
等々、不安要素の多い状態が続きましたが、MAGIX名義でVer.3.1がリリースされた事で、そのような不安もまずは一段落となりました。

しかも、Ver.3.1は3.0ユーザーのみではなく、Ver.2.5(2.0も?)ユーザーまでもがフリーアップグレードの対象になっています。
どうやらSamplitudeにIndependenceが内包されるようなので、可能な限りの旧ユーザーへの配慮という事なのでしょうが、
Ver.2.5ユーザーはちょっと得した気分になりますね。

Independence Pro 3.1からがMAGIX製品となる扱いのようで、
それ以前のバージョンに関しては、best service社の管理となり、アクティベート等もそちらで行えるようです。
(試していませんが、Siteの説明ではそういう事になっています。)
こちらは未だにYellowToolsブランドという事になるのかな?


しかし、ここからが問題です。

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posted by h_asanaka at 01:33| Comment(2) | DAW

2012年09月18日

TOTAL STUDIO 3

ts3.jpg

またIKがやってます。
IKのほとんどの製品をバンドルしたもので、現在約2万円ほどで買えてしまうこの商品。
福袋どころの話では無いです。
自分もこれまでのプロモで、IKさんからおいしい買い物をさせてもらいましたが、そんなの霞んじゃうくらい安い。
ふざけんなコノヤロ。
と声を小にして叫ぶぞ。

そんなわけで、このバンドルに内包されている製品はほぼ持っていますが、それぞれ感想・・・など。


SampleTtank 2.5XL
 随分前にも書きましたが、やっぱり今となっては古いソフトですし、メイン音源という訳にはいかないでしょう。
 メモ用として手軽に立ち上げて使う分には問題ありませんが、LogicProならEXS24がその役目を担ってくれます。
 本番では、いくつか使える音を拾ってこられるかな?程度だと思った方が良いかも。

 あと、トレードマークでもある赤いインターフェイスは非常に目がチカチカします。
 これだけで、立ち上げるのを躊躇してしまう。

Sonik Synth 2
 ほぼSample Tankと同じです。音色がシンセに特化しているってだけで。
 ただ、インターフェイスがブルーなので、目にやさしい。

Sample Tron
 メロトロンの音源。使い道は非常に限られます。
 使わない人は一生使わないんじゃないかっていう。。。でっていう。。。

Sample Moog
 Moog Synthに特化した音源。
 基本的に IK製品は全てモデリングシンセでは無く、サンプルプレイバックタイプです。
 Moogのモデリングタイプシンセはいくつかありますので、僕個人はそちらに手が伸びますが
 これはこれでお手軽なので、あくまでシンセ音源の一つ・・・って感じ。

Miroslav Philharmonik
 オーケストラ音源。
 欲しい音はだいたい揃っていると思います。
 ただ、これも今となっては他の商品と比べると表現力に乏しい感は否めない。
 http://www.youtube.com/watch?v=HdrUL10gjWY
 こんな動画もいくつか上がってます。

Xpansion Tank 2
 これは良く解らない(持っていない)のですが、Sample Tankの追加音源です。
 http://www.ikmultimedia.com/products/xpansiontank/
 バンドルの中身はインストゥルメント・コレクション15個全部って事ですが、
 上記サイトの黒い製品なのか赤い製品なのか・・・どっちなんだ。
 http://www.minet.jp/blog/staffblog/archives/2406
 こちらにデモいっぱい。

AmpliTube 3
 これも自分は持っていません。Guitar Rigを持っているので。
 ギターアンプシミュとしては定番中の定番。
 同じような製品ですが、Ampli〜とGuitar〜は、好みが別れます。
 フリー版を試してみましたが、実は私自身はAmpli〜の方が好みなのでは無いか?と感じております。
 じゃぁ、なんでAmpli〜買わないのか?というと、まだまだGuitar〜を使いこなしているとは言えない状態で
 Ampli〜を使っても、中途半端になるかな?と。やっぱり使い込んでみないと真価は語れないんじゃないかと。
 特にこの手の製品はね。
 愛用者が非常に多いプラグインです。
 
CSR Classik Studio Reverb
 わざとらしいリバーブをつけたい時に選んでますが・・・それが正しいかは良くわからないです。
 今はIRが主流だと思いますが、リバーブのバリエーションとして持っておくのはいいかな。


T-RackS 3 Deluxe
 まだまだ現役で使える、超有名マスタリング用エフェクター。
 もちろんマスタリングのみでなく、普通にトラックにさして、チャンネルストリップ的にも使えます。
 純粋なEQ、コンプというよりは汚し系。汚し系の元祖と言ってもいいぐらい。
 それくらい色がつきます。
 なので、マスタリング用とはいいますが、ジャンルは選びますね。
 もちろん"色"を極力消す事はできますが、それなら別の商品を使った方が良い結果が得られると思います。
 積極的にマスタリングで音造りをするなら面白い製品です。


こんな感じ。

問題は64bit環境に対応しているものが少ない事。


とはいえ、やっぱりお得すぎる製品です。
まずは、シーケンサーとコレがあれば・・・当分困る事は無いんじゃないですかね。



あと、この商品は店頭でのパッケージ販売がされていないと思います。
おそらくされる事も無いのではないかと。
最近はそんな商品が増えましたね。
web決済ができないと手に入らないモノも少なくないですわ。

10月27日追記
パッケージ販売されるみたいです。
posted by h_asanaka at 11:29| Comment(0) | DAW

2012年09月03日

モニタースピーカー


随分と前にモニタースピーカーの事を書きましたが、
現在自分はFostexのNF-4Aを使っています。

nf4a.JPG
これね。

これは、一世を風靡したNF-1A、NF-01Aの後継機種(中間機種?)にあたるのですが、
絶賛されたその2機種と比べ、よくも悪くも評判をあまり聞きません。
多分、スピーカー内で一度ADDA変換されるので、それを敬遠されていると思うのですが、、、
っと、その辺りの話はサンレコの
http://port.rittor-music.co.jp/sound/productreview/monitor/080601_6340.php
こちらの記事を読んでいただけると、どういう仕組みかお分かりいただけると思います。

実際に使ってみたところ、実に業務用ライクと言いますか、
良いMixは良い音で鳴ってくれますし、悪いMixは悪い音で鳴ってしまいます。
「このCDを基準にすると、このCDは有り得ないな」と思ってしまう程、差が出る。
なので、音楽聴いていて楽しいスピーカーでは決してないし、作業していて楽しいモニターでも無いですね。
(むしろ卑屈になるかも)
まぁ、サイズを考えると必要十分です。

試聴した際、KRKのVXT4なんかはサイズの割に凄く気持ち良く鳴っていたんですが、
ルックスが当時好きになれなかったのと、「ちょっと音が気持ちよすぎるかな?」と
ジャンルを選びそうに感じたのでパスしました。でも、いいスピーカーだと思います。
今選べって言われたら、こっちにするかも。
vxt4.jpg
KRK / VXT 4

あとはADAMのA7XやDynaudioのBM5Aも試聴しましたが、ちょっと物理的に大きくて。。。
BM5Aもかなり印象よかったんですけどね。


で、NF-4Aにインシュレーターを噛ませてます。
AT6099.jpg
audio-technica AT6099 ハイブリッドインシユレーター(6個1組)
定番中の定番。

スピーカースタンドにはAMERICAN RECORDER TECHNOLOGIES SPST-900を使用。
spst-900.jpg
AMERICAN RECORDER TECHNOLOGIES SPST-900

使ってみての感想としては・・・多分アルティメットの同価格帯の製品の方が良いと思います(爆
なんか中途半端な感が否めない。。。比べた訳でもないし、あまり拘った事ないから良くわからないんですが、
もうちょと重量が欲しい。一応、スタンド内部に砂を詰めて重くする事はできますが、それでもちょっと軽いかな。
ただ、このくらいの高さのあるスタンドって少ないんですよ。そういう意味では貴重な存在です。
もちろん、机に直置きよりぜんぜん良い(ハズ)ので。イラネ って訳では無いです。

スタンドにはスパイクを履かせているので、ヤフオクで調達した御影石を下に敷いて使用してます。

うちの環境はこんな感じです。
このシステム全体でひとつ問題があるのは、スピーカーの位置がちょびっと高すぎる事。
ちゃんとリスニングポイントに耳を合わせようと思ったら、うにょーんと首を伸ばさないといけない。
これ結構不便。まぁ、今使っている椅子がイケてない(座面があまり高くならない)っていうのもあるんだけど。


まぁ、そんな感じ。

電源ケーブルは自作した物に交換して使用していますが、そのあたりの話はまた別の機会に。。。

posted by h_asanaka at 15:19| Comment(0) | DAW

2012年06月07日

bias社 業務停止

bias.jpg


マジか(゚∀゚)

いろいろほっぽりだして終了すんのね。
許されるのか?それって。

次のWWDCの発表にも左右されるのだろうけど、もうMacはいいかなぁと思い始めてる。
そもそも、peakとForgeを比較するとForgeの方が優れているように思ってたし。

Logicに執着するメリットもあまり感じないしなぁ。

アップルに移管すれば良いのに。



はやく宅急便きやがれ。
posted by h_asanaka at 11:47| Comment(0) | DAW

2012年03月02日

T-RackS3プロモ


tr-pro.jpg


なんか延長されとる。

IK MULTIMEDIAっていう会社のT-RackS3 Deluxeっていうプラグインエフェクターが
期間限定で、$499.99のところを$199.99になりますよーっていうプロモーション。
別にIKの製品をすでに所有されている方は、クロスグレード版が通常$299.99の所
$99.99にしますよーっていうプロモーション。
さらに、期間中に登録してくれた人が1000人に達したら、一個プラグインあげちゃうよ
そして2000人に達したら、さらにもう一個プラグインあげちゃうよ
っていうプロモーション。

実際、お得だと思います。簡単にMS処理もできて便利だしー。
クセは強いけど。
ただ、このいうアナログシミュレーション系って、今となっては他にも選択肢はあるからなぁ。
既にそんな製品を持っている人はいらないかも。

posted by h_asanaka at 10:42| Comment(0) | DAW

2012年02月08日

Free Plug-in

AU対応しているもののみ。

PLUGIN ALLIANCE
ELYSIA NIVEAU FILTER
elysia_niveau_filter_box.png
SPL FREE RANGER
spl_free_ranger.png
BX CLEANSWEEP V2
bx_cleansweep_v2.png
BX_SOLO
bx_solo.png

PSP
PSP Piano Verb
psppianoverb.png
PSP VintageMeter
pspvintagemeter.png

iZotope
Vinyl
vinyl.png

FLUX
Bitter Sweet II
bittersweet2.png
Stereo Tool
stereotool.png

Native Instrument
KOMPLETE 8 PLAYERS
K8P.png
MIKRO PRISM
MPSM.png

IK Multimedia
Amplitube 3 FREE
AT3FREE.jpg
Sample Tank FREE
STFree.jpg

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

Magical 8bit Plug
m8p.jpg

各製品、利用条件等個別にありますので、利用に関しては自己判断、自己責任で。

posted by h_asanaka at 23:39| Comment(0) | DAW

2011年12月12日

logic

Logic ProがApp Storeで17,000円ですって。
どうもUP Gradeという概念は無くなってしまったようです。
つまり、いつでも新規購入扱い。
この辺りは先だって、FCPが同様なシステムになっております。
評判いいのか悪いのかは知りませんが。

自分は確かVer.5から使っていると思うんですが、、、
ん?Ver.4だけど、Ver.5への無償UP対象品だったか?
まぁ、いいや。XS Key導入直前だったのは間違い無いです。
当時はSilver,Gold,Platinumと3バージョンあって、そのGoldを購入。
Goldでもそれなりのお値段はしていましたが、Platinumは軽く10マソ超えてましたね。

Apple買収前までは、独特なシステムのおかげで、すごく難解なソフトっていうイメージがありました。
実際、最初に音を出すまでが結構大変。
でも、使いこなせれば自由度はめちゃくちゃ高い。
その自由度の高さ故、同じLogicでも他人のLogicは使えない。
なぜなら、それだけその人用にカスタマイズされているから。
そんなソフト。

しかし、Apple買収後はインターフェイスから値段から敷居が下がりまくって、
正直、今回ので下がるとこまで下がりきったなぁという印象。
まぁ、自分もこれまでの過程で、金銭的恩恵はかなりうけてはいるんですがね。

お安くなる事は結構な事のように思えますが、
これまで、数年間Logicを使ってきた人間としては微妙。
別に、損した!とかそんなんではなく。

今のLogicの価値を考えると17,000円ってもう安過ぎ。
細かい事を言い出すときりがありませんが、
他社のDAW製品と比べ、特別見劣りするところはありません。
だから、いままでの価格に文句を言う人もいなかったと思うんです。

しかし、今回ここまで(今までも充分に安かったんだけど)価格が下がり、
今後、どういう進化をするのか?という所に非常に不安を感じる。

これまで様々なDAW製品が存在し、Logicにも数バージョン存在した訳ですが、
まぁ、「値段なりの進化」というのは当然ある訳ですよ。
5万円の製品なりの進化。
10万円の製品なりの進化。
それに納得できた人。それを必要とする人が、それぞれの製品を買う。

ここまで値段が下がってしまうと、今後Logic Proという製品が
Pro ToolsやCubaseと比べて同等の進化をしてくれるのかどうか?
という点がどうにも不安になるんです。

Appleという巨大企業ですから、他の製品では出来ないような値付けも
今後できてしまうのかも知れませんが、そもそもApple自体がモバイルに傾倒している訳で、
Macintoshというパソコンの将来にも不安を感じずにはいられない(笑
Mac Proはもうでない なんて話は良くでる噂話だし。

と、まぁそんな訳でイロイロ様子見。


posted by h_asanaka at 13:04| Comment(0) | DAW